原文の著者であるカルステン・ゲルミス元東京特派員の所属する
Frankfurter Allgemeine Zeitung (FAZ) はドイツの保守系有力紙だ。朝日新聞の報道によればFAZ側はFAZの記事内容に抗議するために訪れた坂本秀之フランクフルト総領事との会話記録には自信があるとのことで、これは恐らくFAZに坂本との会話の録音があるからだろう。坂本がいくら朝日新聞の取材に対して「金をもらっているというようなことは一言も言っていない。ビザも、中国の言論統制の話の流れで話題に出たが、ゲルミス記者個人のビザの話は一切していない。思い込みで言っているとしか思えない」と否定しみても出るところに出れば恥をかくのは恐らく坂本の方だ。
ということはこの問題、行くところまで行けば「出先の外交官が勝手な判断で動いたからこんな結果になった。誠に遺憾なことで今後このようなことのないよう関係各所に周知徹底する」と出先を討ち死にさせる形で幕引きになるのかもしれない。
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