Counterparty Risk (契約相手方のリスク)
2009-03-27


最近英字の経済紙・誌を読むとこの言葉によく遭遇する。言葉の意味するところを最近のニュースに沿って説明しよう。

 

2007年

 

2000年前後に破綻した東邦生命や千代田生命を買収したり、破綻しそうになった富士火災海上の大株主となったアメリカの保険会社AIG。いつの間にかAIG Financial Products (AIGFP)という部門で複雑な金融商品を組み立てたりそれの売買やらに手を出し始め、2007年末にはAIGの保有するサブプライム抵当証券関連の金融商品の残高が610億ドルに達していた。

 

2008年

 

これら金融商品の発行条件には価格が低下したら追証を支払うことが契約で決められており、サブプライム抵当証券の価格が低下するとともにAIGが金融商品の契約相手方(counterparty)に対して追証を支払わねばならない事態がどんどん発生し、昨年7月頃から追証の支払いがかさみ大欠損が懸念される事態となった。7/15にAIGのCEOが交代。


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